なすび・ナス(茄子)の保存方法

なすびの保存方法としては、1個ずつラップや新聞紙に包んで密閉し野菜室で保存するが、冷やし過ぎないこと!

なすび・ナス(茄子)の保存方法のポイントその他

なすびは乾燥に弱く、水分が蒸発すると鮮度が落ちてしなびてしまいます。また、あまり低すぎる温度にも弱い野菜なので、冷やし過ぎると肌の色艶が悪くなり風味も損なわれてしまいます。

なすびの家庭での保存方法として一番良いのは、水分が逃げさないようにするため、なすびを1個ずつラップに包むか、新聞紙に包んでからポリ袋に入れて密閉し、冷蔵庫の野菜室で保存しておくのが良いです。

冷蔵庫の温度が低すぎる(およそ5℃以下)場合、数日でナスの表面部分に茶色い窪みが出来てきだして、その部分から傷み出してしまいます。

なすびを選ぶ時の見分け方として、

「ナスの皮全体が濃い紫色をしており、ツヤと弾力があり、重みがあろもの」「ヘタのトゲ部分が鋭く尖るように張っていて、触るとチクチクして少し痛いくらいのもの」が新鮮なナスだそうです。

なすび・ナス(茄子)

ナスの栄養素と「ナスニン」・「クロロゲン酸」というポリフェノール効果

なすびはアクが強くて変色しやすいので、料理で使う場合には、切ったらすぐに調理するか、水にさらしておくと良いです。

ただし、長く水に浸けていると、旨味や栄養分が抜けていくので注意が必要です。

なすびは多くが水分で、含まれる栄養成分としては食物繊維が多いというぐらいなのですが、最近注目されている「活性酸素」を撃退する抗酸化作用の働きがあるポリフェノールを含んでいます。

ナスの皮に含まれる「ナスニン」というアントシアニン系ポリフェノールには、強い抗酸化作用があり、眼精疲労の回復など眼の健康維持のほか、細胞やコレステロールの酸化を防いで動脈硬化の予防、老化に対する予防効果などが期待できるといわれています。

また、「クロロゲン酸」というポリフェノールも含まれており、血圧や血糖値の正常化に有効とされている他、発ガン物質の抑制効果が期待できるともいわれています。

健康生活

ファイトケミカルス
一般的にビタミン、ミネラルなどの栄養素は、 それぞれ単独では機能せず、他の栄養素の助けを借りることができてこそ機能し始めるとされており、こういう働きを相互作用といいます。
天然成分には、合成成分には無い微量栄養素も一緒に含まれているのですが、このような植物に含まれる栄養価をもった微量栄養素のことを、
「植物化学栄養素(ファイトケミカルス)」といいます。
ビタミン、ミネラルなどの栄養素は、この微量栄養素(ファイトケミカルス)の相乗効果により体内で、より吸収率を高めてくれるのです。


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